【DQIII - DnD v3.5】
■ はじめに ■
本ブログはDQIIIをDnD v3.5にてプレイする企画に関する、1参加プレイヤーによるセッション資料・プレイリポート等、諸記録となります。
■ レギュレーション ■
・「名前は4文字以内」
・DnD3.5版日本語版使用
・勇者は人間16歳ハイロニアスなパラディン
・PHB種族は使用可能。他は応相談
・マルチクラス、上級職の選択はダーマの神殿のみで可能。
・キャラクター再構築はダーマで1回のみ。元のレベルを再構築時の最低半分残すことが条件。もちろん、再構築後もクラスの前提条件をすべて満たしていなければならない
(たとえば、Brb6LvならBrbLvを3Lv残してほかのクラスを合計3Lv分に変更できるが、再構築後にもアライメント制限等満たさなきゃいけないので、Brb3Lv+Pld3Lvという変更はできない。Lv以外のHPやら技能やら特技やらその他能力については、PHB2のP.199にある手順に従う)
・一度再構築した後は、PHB2のP.194の再訓練なら可能。しかしダーマの神殿まで行く必要あり。
■ カテゴリについて ■
・冒険の書・・・プレイリポート
・情報・・・プレイ中に判明した諸情報に関して
・キャラクター・・・キャラクター詳細
本ブログはDQIIIをDnD v3.5にてプレイする企画に関する、1参加プレイヤーによるセッション資料・プレイリポート等、諸記録となります。
■ レギュレーション ■
・「名前は4文字以内」
・DnD3.5版日本語版使用
・勇者は人間16歳ハイロニアスなパラディン
・PHB種族は使用可能。他は応相談
・マルチクラス、上級職の選択はダーマの神殿のみで可能。
・キャラクター再構築はダーマで1回のみ。元のレベルを再構築時の最低半分残すことが条件。もちろん、再構築後もクラスの前提条件をすべて満たしていなければならない
(たとえば、Brb6LvならBrbLvを3Lv残してほかのクラスを合計3Lv分に変更できるが、再構築後にもアライメント制限等満たさなきゃいけないので、Brb3Lv+Pld3Lvという変更はできない。Lv以外のHPやら技能やら特技やらその他能力については、PHB2のP.199にある手順に従う)
・一度再構築した後は、PHB2のP.194の再訓練なら可能。しかしダーマの神殿まで行く必要あり。
■ カテゴリについて ■
・冒険の書・・・プレイリポート
・情報・・・プレイ中に判明した諸情報に関して
・キャラクター・・・キャラクター詳細
冒険の書
20数年前に世界を震撼させた『魔王』については未だ皆の記憶に新しいと思う。
その『魔王』が一人の勇者と、数名の仲間たちにより倒された事を知っているだろうか?
本ドキュメンタリーは関係者の証言に基づいて構成された、世界を脅かす魔王に敢然と立ち向かった勇者とその勇敢なる仲間達の戦いの記録である。
■勇者とその仲間たち■
現在、勇者と、勇者と共に戦ったと伝えられているのは・・・
ロッティ(パラディン/人間):亡き父の意思を継ぎ、魔王を打倒せんとする勇者。
リィマー(ウィザード/灰色エルフ):気高き森の一族出身の秘術魔法の使い手。バラモス討伐後、魔術師ギルドへ
エヴロン(スカウト/灰色エルフ):同じく気高き森の一族出身の射手。イシスピラミッドの冒険にて死去。
ソフィア(クレリック(ファーラングン)/人間改めアアシマール):旅の神に仕える僧侶、仲間たちの命を支える癒し手。
バルミクマイリィル(ニンジャ/ウィスパーノーム改めグレイイエルフ):謎多き種族出身の顔を隠した忍者。陽炎お○。バラモス討伐後、何処ともなく姿を消す。
エボンズ(ウィザード/ハイエルフ(?)):竜の女王より勇者に手を貸すべく遣わされた秘術魔法の使い手。
ツナ(バーバリアン/人間改めゴライアス):蛮族出身の戦士、薙刀と大剣の使い手。
ヴィヴィ(ローグ/ケンク):ソフィアの腹心たる鴉人間
・・・の6人の英雄たちである。
その『魔王』が一人の勇者と、数名の仲間たちにより倒された事を知っているだろうか?
本ドキュメンタリーは関係者の証言に基づいて構成された、世界を脅かす魔王に敢然と立ち向かった勇者とその勇敢なる仲間達の戦いの記録である。
■勇者とその仲間たち■
現在、勇者と、勇者と共に戦ったと伝えられているのは・・・
ロッティ(パラディン/人間):亡き父の意思を継ぎ、魔王を打倒せんとする勇者。
リィマー(ウィザード/灰色エルフ):気高き森の一族出身の秘術魔法の使い手。バラモス討伐後、魔術師ギルドへ
エヴロン(スカウト/灰色エルフ):同じく気高き森の一族出身の射手。イシスピラミッドの冒険にて死去。
ソフィア(クレリック(ファーラングン)/人間改めアアシマール):旅の神に仕える僧侶、仲間たちの命を支える癒し手。
エボンズ(ウィザード/ハイエルフ(?)):竜の女王より勇者に手を貸すべく遣わされた秘術魔法の使い手。
ツナ(バーバリアン/人間改めゴライアス):蛮族出身の戦士、薙刀と大剣の使い手。
ヴィヴィ(ローグ/ケンク):ソフィアの腹心たる鴉人間
・・・の6人の英雄たちである。
冒険の書 −弐拾捌−
S「・・・」
I「・・・」
S「・・・語る事も後僅かだ。」
I「長い、闘いだったな。クククククッ」
〜冒険の書 弐拾捌〜
S「ゴーレム共を排除した先は、この城が『城』として機能していた時には謁見の間だったと思しき部屋だった。」
S「だが、その部屋は完全に無人だった、どうも、先に掃除した地水火風の部屋に対応していたと思しき、機能停止した印形が部屋の四隅にあったがな。」
S「玉座の背後、ヴィヴィが隠し扉を見つけた、その先は地下へ向かう階段だ。」
I「・・・」
S「一歩進む毎に圧し掛かる重圧・・・」
***
S「次の層は視界を遮る靄が立ち込めていた。どうも更に下の層から噴き上がって来ている様だったな。」
I「・・・」
S「幅10フィート程の一本道の先はどうやら巨大な部屋になっている様だ。」
S「クククククッ、待ち伏せしているから踏み込んでこいと言わんばかりだな。」
S「通路の途中から部屋を覗うが『靄』がより濃く立ち込めていてな、満足に視線も通らん。」
S「エボンズが『視る』と、どうやら部屋と通路の境には防御術が掛っている様だった。」
I「こんな場所に掛っているとすれば・・・善なる物を排除する・・・結界?」
S「その通りよ。」
S「先ず勇者が踏み込む、結界が勇者を阻み傷を負わせるが読み通りよ。続けてエボンズが暴風の呪文で靄を噴き散らす。」
I「そ、その先には・・・」
***
S「その先で我らを待ち構えていたのは、混沌にして悪の来訪者、奈落より来るバロールと二体のマリリス、そして彼奴らの眷属共だった。」
I「ば、バロールにマリリス!?奈落の軍勢の指揮官級じゃないですか!」
S「ククク、我ら位になるとな、その手の連中とも殺しあわねばならんのさ。クククククッ」
I「どの様に、いや、此処にいらっしゃるんですから負けた訳は無いわけですが・・・」
S「変わった事をした訳では無いさ。呪文、剣、補助し、遮り、打撃する。」
S「楽な闘いでは当然無かったがな、バロールの断末魔で危うく仲間を失うところだったしな・・・とにかく、彼奴らを駆逐し先へ進んだ。」
***
S「・・・」
I「・・・」
S「・・・」
I「・・・どうなさったんですか?」
S「何、己が幸運に思いを馳せて居たのさ『勇者』と呼ばれる人間二人と巡り合う事が出来た幸運にな。」
I「(二人?)いや、貴方だって『勇者』と呼ばれるに十分な活躍をされていると思いますが?」
S「違うのさ、居るのよ世の中には、そう、世界に、時代に選ばれた『勇者』という人間がな。」
S「我はその一人と共に旅をした、そして・・・」
I「そして?」
S「・・・」
I「・・・」
S「・・・我らは更に先へ進んだ。しかし、全く我らを遮るものが居ない。」
S「流石に何かおかしいと思い始めた。その時ヴィヴィが黒い・・・煤の様な物がそこかしこに残っている事に気がついた」
S「エボンズの見立てでは、来訪者が倒された際に残る・・・残滓では無いかという事だった。」
I「誰かが・・・貴方達に先んじて?」
S「三層目は何にも遭遇せずに踏破、四層目へ至る階段だ。」
S「エボンズが魔術の『目』を飛ばす・・・居たのだ、我らに先んじて闇を切り裂こうという『勇者』が」
I「!!!」
***
S「ドラゴンと単騎で闘っている様だった、我らは真っ直ぐその場へ向かった。」
I「・・・」
S「オルテガ、勇者オルテガその人だ。」
I「・・・」
S「・・・我等はアリアハンの産まれだ、姿こそ見たことは無いがオルテガの噂は聞いている。」
S「ましてや勇者が我等を旅へ誘った最初の指名は『勇者オルテガの捜索』だ、オルテガが旅立った後の事であればむしろ誰よりも詳しかったと思う。」
S「我等を率いた勇者、確かに勇敢で優秀な戦士であったが、戦い方も、振る舞いも、我等がその背を追ったオルテガと重なる処は少なかった」
S「だがな、勇者オルテガを知っている者は皆口をそろえて言うのさ、『ああ、似ている』と。」
S「この時、俺様にも良く判った。」
S「血の繋がりではない、巨大な悪に立ち向かい一歩も退かないその背中、その姿がそっくりだったのさ。」
S「『勇者』だったのさ。」
I「『勇者』・・・それが、世界に、時代に選ばれた『勇者』・・・」
***
S「我等の合力もあって、ドラゴンは危なげなく駆逐した。」
S「だが・・・もう、オルテガには時間は残されていなかった。」
I「え!?しかし、蘇生の魔法や・・・」
S「はるか以前に既にオルテガはその命を失っていたのさ。」
S「しかしな、その使命にかける執念が、彼を死してなお動かし続けていた。」
I「そんな・・・」
S「そういう存在があるのさ。死して尚、大いなる善を、高貴なる行いを為そうと言う者に与えられる猶予」
S「しかし、その猶予の後は・・・」
I「・・・」
S「その剣がゾーマに届く前に、その猶予が過ぎようとしていた。」
S「その猶予は短くは無い、無いが・・・独りでゾーマを滅ぼすには短すぎたのだ。」
I「其処に勇者が・・・間に合った」
S「その通りだ。」
S「オルテガは天に召された・・・」
I「・・・」
S「・・・語る事も後僅かだ。」
I「長い、闘いだったな。クククククッ」
〜冒険の書 弐拾捌〜
S「ゴーレム共を排除した先は、この城が『城』として機能していた時には謁見の間だったと思しき部屋だった。」
S「だが、その部屋は完全に無人だった、どうも、先に掃除した地水火風の部屋に対応していたと思しき、機能停止した印形が部屋の四隅にあったがな。」
S「玉座の背後、ヴィヴィが隠し扉を見つけた、その先は地下へ向かう階段だ。」
I「・・・」
S「一歩進む毎に圧し掛かる重圧・・・」
***
S「次の層は視界を遮る靄が立ち込めていた。どうも更に下の層から噴き上がって来ている様だったな。」
I「・・・」
S「幅10フィート程の一本道の先はどうやら巨大な部屋になっている様だ。」
S「クククククッ、待ち伏せしているから踏み込んでこいと言わんばかりだな。」
S「通路の途中から部屋を覗うが『靄』がより濃く立ち込めていてな、満足に視線も通らん。」
S「エボンズが『視る』と、どうやら部屋と通路の境には防御術が掛っている様だった。」
I「こんな場所に掛っているとすれば・・・善なる物を排除する・・・結界?」
S「その通りよ。」
S「先ず勇者が踏み込む、結界が勇者を阻み傷を負わせるが読み通りよ。続けてエボンズが暴風の呪文で靄を噴き散らす。」
I「そ、その先には・・・」
***
S「その先で我らを待ち構えていたのは、混沌にして悪の来訪者、奈落より来るバロールと二体のマリリス、そして彼奴らの眷属共だった。」
I「ば、バロールにマリリス!?奈落の軍勢の指揮官級じゃないですか!」
S「ククク、我ら位になるとな、その手の連中とも殺しあわねばならんのさ。クククククッ」
I「どの様に、いや、此処にいらっしゃるんですから負けた訳は無いわけですが・・・」
S「変わった事をした訳では無いさ。呪文、剣、補助し、遮り、打撃する。」
S「楽な闘いでは当然無かったがな、バロールの断末魔で危うく仲間を失うところだったしな・・・とにかく、彼奴らを駆逐し先へ進んだ。」
***
S「・・・」
I「・・・」
S「・・・」
I「・・・どうなさったんですか?」
S「何、己が幸運に思いを馳せて居たのさ『勇者』と呼ばれる人間二人と巡り合う事が出来た幸運にな。」
I「(二人?)いや、貴方だって『勇者』と呼ばれるに十分な活躍をされていると思いますが?」
S「違うのさ、居るのよ世の中には、そう、世界に、時代に選ばれた『勇者』という人間がな。」
S「我はその一人と共に旅をした、そして・・・」
I「そして?」
S「・・・」
I「・・・」
S「・・・我らは更に先へ進んだ。しかし、全く我らを遮るものが居ない。」
S「流石に何かおかしいと思い始めた。その時ヴィヴィが黒い・・・煤の様な物がそこかしこに残っている事に気がついた」
S「エボンズの見立てでは、来訪者が倒された際に残る・・・残滓では無いかという事だった。」
I「誰かが・・・貴方達に先んじて?」
S「三層目は何にも遭遇せずに踏破、四層目へ至る階段だ。」
S「エボンズが魔術の『目』を飛ばす・・・居たのだ、我らに先んじて闇を切り裂こうという『勇者』が」
I「!!!」
***
S「ドラゴンと単騎で闘っている様だった、我らは真っ直ぐその場へ向かった。」
I「・・・」
S「オルテガ、勇者オルテガその人だ。」
I「・・・」
S「・・・我等はアリアハンの産まれだ、姿こそ見たことは無いがオルテガの噂は聞いている。」
S「ましてや勇者が我等を旅へ誘った最初の指名は『勇者オルテガの捜索』だ、オルテガが旅立った後の事であればむしろ誰よりも詳しかったと思う。」
S「我等を率いた勇者、確かに勇敢で優秀な戦士であったが、戦い方も、振る舞いも、我等がその背を追ったオルテガと重なる処は少なかった」
S「だがな、勇者オルテガを知っている者は皆口をそろえて言うのさ、『ああ、似ている』と。」
S「この時、俺様にも良く判った。」
S「血の繋がりではない、巨大な悪に立ち向かい一歩も退かないその背中、その姿がそっくりだったのさ。」
S「『勇者』だったのさ。」
I「『勇者』・・・それが、世界に、時代に選ばれた『勇者』・・・」
***
S「我等の合力もあって、ドラゴンは危なげなく駆逐した。」
S「だが・・・もう、オルテガには時間は残されていなかった。」
I「え!?しかし、蘇生の魔法や・・・」
S「はるか以前に既にオルテガはその命を失っていたのさ。」
S「しかしな、その使命にかける執念が、彼を死してなお動かし続けていた。」
I「そんな・・・」
S「そういう存在があるのさ。死して尚、大いなる善を、高貴なる行いを為そうと言う者に与えられる猶予」
S「しかし、その猶予の後は・・・」
I「・・・」
S「その剣がゾーマに届く前に、その猶予が過ぎようとしていた。」
S「その猶予は短くは無い、無いが・・・独りでゾーマを滅ぼすには短すぎたのだ。」
I「其処に勇者が・・・間に合った」
S「その通りだ。」
S「オルテガは天に召された・・・」
冒険の書 −弐拾漆−
S「・・・後一刻程で夜が明けるか?久々に時を忘れたな。」
I「あ、申し訳ありません、こんな時間まで」
S「なに、気にするな。最後まで聴きたいだろう?」
I「ぜひお願いします!」
S「ククククッ」
〜冒険の書 弐拾漆〜
S「我らの目の前にそびえる威圧的な城門・・・禍々しい気配が溢れ出してきているが、静まり返っている」
I「・・・不気味ですね」
S「まるで巨大な魔物の顎に見えたわ。クククククッ」
S「拍子抜けするほどあっさりと城門の内側へ踏み込んだ。妨害するものは何もなかったな」
I「ますますもって不気味ですね、一歩進むごとに敵が出てくるのも困りますが・・・」
I「城内の様子は・・・?」
S「手入れが行き届いている、と言う事もないが、荒れ果てた様子もない。」
S「中身を消化しきった、食事前の胃袋とでも言うか。そう、我ら、いや、勇者を呑み込む為に用意された・・・と考えたくなる様子だったな」
***
S「最初の階層を警戒しつつ探索した。」
S「怪しい扉が5つ、驚くべきことに敵とは全く遭遇しなかった」
I「ま、全くですか!?」
S「ああ、全くだ。」
S「この階層は大まかに言えば四方に四つの部屋、それぞれの部屋に扉が一つずつ。」
S「一つだけ趣の異なる観音開きの巨大な扉」
I「・・・それは、その四つの扉の奥に・・・」
S「うむ、四つの扉を調べるとな、中から炎の燃え上がる様な音、風の吹き荒ぶ音、水が流れるような音、そして無音。」
I「それは・・・確かその、タ、タリズダンは・・・」
S「ああ、扉の奥には、えげつなく歪められた精霊共が居る事は想像に難くないな。クククッ」
S「そして、最後の巨大な扉の向こうからは何も音がしない。」
***
S「四方の部屋を無視して進むか悩んだのだがな、放置して後から後背を衝かれるのも面白くない。」
I「・・・それは、そうですよね。まだ見つかってないとは流石に考えられませんし、今襲いかかって来ないからと言って、後から襲いかかって来ないとは・・・」
S「その通りだ」
S「他の扉の前に楔を打ち込んでな、一部屋ずつ四方の部屋に当たることにした」
S「予想通り、各部屋の中には狂った精霊共が待ち受けておったわ、ま、我らの敵では無いさ、四元素界へ送り返してやった」
S「・・・途中で勇者の乗騎が死にかけてな、少しばかり嫌な汗もかいたがな。なんでも魔法が歪んでいたとか何とか」
***
I「そして、この階最後の扉ですね」
S「ここで待ち受けていた守護者共が難敵だった。」
I「ど、どのような!?」
S「ああ、六体ばかりのゴーレム〜ゴーレムと言っても普通に思い浮かべるような人型では無い〜だったのだが・・・」
I「ただのゴーレムなら多少巨大でも苦戦するとは思いませんが・・・」
S「うむ、非実態でな、ゴーレムのくせに。その五つ目の扉を開ける事が引き金になっていたのだろうな」
S「壁をすり抜けて襲いかかってきてなぁ」
I「か、壁を!?」
S「基本的に我らの闘い方は、勇者と俺様で前線を構築し、その後ろからソフィアとエボンズが呪文により攻撃、援護するというものだったのだが・・・」
S「壁をすり抜けて来られるとな、直接ソフィアとエボンズが標的にされてしまうのでな」
I「・・・確かに・・・難敵ですね」
I「あ、申し訳ありません、こんな時間まで」
S「なに、気にするな。最後まで聴きたいだろう?」
I「ぜひお願いします!」
S「ククククッ」
〜冒険の書 弐拾漆〜
S「我らの目の前にそびえる威圧的な城門・・・禍々しい気配が溢れ出してきているが、静まり返っている」
I「・・・不気味ですね」
S「まるで巨大な魔物の顎に見えたわ。クククククッ」
S「拍子抜けするほどあっさりと城門の内側へ踏み込んだ。妨害するものは何もなかったな」
I「ますますもって不気味ですね、一歩進むごとに敵が出てくるのも困りますが・・・」
I「城内の様子は・・・?」
S「手入れが行き届いている、と言う事もないが、荒れ果てた様子もない。」
S「中身を消化しきった、食事前の胃袋とでも言うか。そう、我ら、いや、勇者を呑み込む為に用意された・・・と考えたくなる様子だったな」
***
S「最初の階層を警戒しつつ探索した。」
S「怪しい扉が5つ、驚くべきことに敵とは全く遭遇しなかった」
I「ま、全くですか!?」
S「ああ、全くだ。」
S「この階層は大まかに言えば四方に四つの部屋、それぞれの部屋に扉が一つずつ。」
S「一つだけ趣の異なる観音開きの巨大な扉」
I「・・・それは、その四つの扉の奥に・・・」
S「うむ、四つの扉を調べるとな、中から炎の燃え上がる様な音、風の吹き荒ぶ音、水が流れるような音、そして無音。」
I「それは・・・確かその、タ、タリズダンは・・・」
S「ああ、扉の奥には、えげつなく歪められた精霊共が居る事は想像に難くないな。クククッ」
S「そして、最後の巨大な扉の向こうからは何も音がしない。」
***
S「四方の部屋を無視して進むか悩んだのだがな、放置して後から後背を衝かれるのも面白くない。」
I「・・・それは、そうですよね。まだ見つかってないとは流石に考えられませんし、今襲いかかって来ないからと言って、後から襲いかかって来ないとは・・・」
S「その通りだ」
S「他の扉の前に楔を打ち込んでな、一部屋ずつ四方の部屋に当たることにした」
S「予想通り、各部屋の中には狂った精霊共が待ち受けておったわ、ま、我らの敵では無いさ、四元素界へ送り返してやった」
S「・・・途中で勇者の乗騎が死にかけてな、少しばかり嫌な汗もかいたがな。なんでも魔法が歪んでいたとか何とか」
***
I「そして、この階最後の扉ですね」
S「ここで待ち受けていた守護者共が難敵だった。」
I「ど、どのような!?」
S「ああ、六体ばかりのゴーレム〜ゴーレムと言っても普通に思い浮かべるような人型では無い〜だったのだが・・・」
I「ただのゴーレムなら多少巨大でも苦戦するとは思いませんが・・・」
S「うむ、非実態でな、ゴーレムのくせに。その五つ目の扉を開ける事が引き金になっていたのだろうな」
S「壁をすり抜けて襲いかかってきてなぁ」
I「か、壁を!?」
S「基本的に我らの闘い方は、勇者と俺様で前線を構築し、その後ろからソフィアとエボンズが呪文により攻撃、援護するというものだったのだが・・・」
S「壁をすり抜けて来られるとな、直接ソフィアとエボンズが標的にされてしまうのでな」
I「・・・確かに・・・難敵ですね」
従軍日報その2
Uktarの月三日、その2
アンブローズ・ペンドラゴン殿下にお仕えするカイウス記す。
ローパーに多少苦戦するも先へ進む。
途中の部屋を捜索中に体調を回復したサーターと合流した。部屋捜索中、何かの気配を感じたのだが、サーターにも良く判らないとの事だった。
後から思い返せば、おそらくこの後で遭遇するドラウだったのでは無いかと思われる。
しばらく進むと、再びしっかりした作りの構造物、正確には、構造物の遺構が見えてきた。
その陰より矢が射掛けられる、ドラウだ。
一蹴し何か今回の手掛かりとなる物が無いか調べると、全員が白地に黒髑髏のシンボル、キアランサリーの信徒であった。
キアランサリーと言えば、アンデッドを使役しロルスと敵対するドラウの女神。
遺跡に入って直ぐに見つけたドラウの遺体・・・色々と思い浮かぶが、今はまだ情報が少ない、足を止めて考えるのはまだ早い。
分岐らしい分岐もない単純な構造だけに地下深くへと降りて行く事を嫌でも意識させられる。
ドラウ共の襲撃からしばらく進むと、地面に空いた穴と、穴の直ぐ先でいかにも不自然に通路を塞ぐ石壁にぶつかった。
穴の底から微かだが何かの気配がするという。
我等は先に石壁の向こうを調べる事にした。アンブローズ殿下が石壁を壊しその奥へ踏み込む。
その奥は閉じた部屋になっており、ドライダーと大蜘蛛が我等を待ち受けていた。
幻影で偽装した陥穽、閉鎖空間に張り巡らされる蜘蛛の糸、中々の難敵であった。
残念ながら今回の一件の手掛かりとなりそうな物は見付けられなかったが、消耗も激しかったので、カタコンベに入って直ぐの部屋まで戻り休む事にした。
覚え:明朝以下使用。
コンヴィクション・マス(全員)
スノーシューズ・マス(全員)
リサイテイション(全員)
マジックヴェストメント(アンブローズ殿下)
ヒーリング・ロアコール(自分)
ロアー・オブ・ザ・ゴッズ(自分)
***
Uktarの月四日
アンブローズ・ペンドラゴン殿下にお仕えするカイウス記す。
探索行を再開する、昨日の縦穴の先だ。
あれだけの大騒ぎをした後、敵の備えは十全と考えられる。当然我等も同じ、正面からの殴り合いである。
下のフロアはテーブルと椅子が数脚備えてある部屋になっていた。三方は閉ざされており開口は無く、一方の壁が無くこの部屋が断崖絶壁の中途に有る事が見て取れた。
後で確認したが、断崖絶壁の底部は川になっている様だった。
我等を最初に迎撃したのは白地に黒髑髏の紋章を背負ったドラウが三体、クスマレンとレイススパイダー。後者2種は共にアンデッドである。
クスマレンはロルスの聖印を掲げていた・・・資源の有効活用?おぞましい限りだ。
迎撃した部隊を撃破すると、周囲をゆっくり調査する間もなく断崖絶壁側から敵の増援が到着した。
増援は双頭長剣を振るう手練の女戦士に率いられたドラウの戦闘部隊と、巨大蜘蛛だった。
アンブローズ・ペンドラゴン殿下にお仕えするカイウス記す。
ローパーに多少苦戦するも先へ進む。
途中の部屋を捜索中に体調を回復したサーターと合流した。部屋捜索中、何かの気配を感じたのだが、サーターにも良く判らないとの事だった。
後から思い返せば、おそらくこの後で遭遇するドラウだったのでは無いかと思われる。
しばらく進むと、再びしっかりした作りの構造物、正確には、構造物の遺構が見えてきた。
その陰より矢が射掛けられる、ドラウだ。
一蹴し何か今回の手掛かりとなる物が無いか調べると、全員が白地に黒髑髏のシンボル、キアランサリーの信徒であった。
キアランサリーと言えば、アンデッドを使役しロルスと敵対するドラウの女神。
遺跡に入って直ぐに見つけたドラウの遺体・・・色々と思い浮かぶが、今はまだ情報が少ない、足を止めて考えるのはまだ早い。
分岐らしい分岐もない単純な構造だけに地下深くへと降りて行く事を嫌でも意識させられる。
ドラウ共の襲撃からしばらく進むと、地面に空いた穴と、穴の直ぐ先でいかにも不自然に通路を塞ぐ石壁にぶつかった。
穴の底から微かだが何かの気配がするという。
我等は先に石壁の向こうを調べる事にした。アンブローズ殿下が石壁を壊しその奥へ踏み込む。
その奥は閉じた部屋になっており、ドライダーと大蜘蛛が我等を待ち受けていた。
幻影で偽装した陥穽、閉鎖空間に張り巡らされる蜘蛛の糸、中々の難敵であった。
残念ながら今回の一件の手掛かりとなりそうな物は見付けられなかったが、消耗も激しかったので、カタコンベに入って直ぐの部屋まで戻り休む事にした。
覚え:明朝以下使用。
コンヴィクション・マス(全員)
スノーシューズ・マス(全員)
リサイテイション(全員)
マジックヴェストメント(アンブローズ殿下)
ヒーリング・ロアコール(自分)
ロアー・オブ・ザ・ゴッズ(自分)
***
Uktarの月四日
アンブローズ・ペンドラゴン殿下にお仕えするカイウス記す。
探索行を再開する、昨日の縦穴の先だ。
あれだけの大騒ぎをした後、敵の備えは十全と考えられる。当然我等も同じ、正面からの殴り合いである。
下のフロアはテーブルと椅子が数脚備えてある部屋になっていた。三方は閉ざされており開口は無く、一方の壁が無くこの部屋が断崖絶壁の中途に有る事が見て取れた。
後で確認したが、断崖絶壁の底部は川になっている様だった。
我等を最初に迎撃したのは白地に黒髑髏の紋章を背負ったドラウが三体、クスマレンとレイススパイダー。後者2種は共にアンデッドである。
クスマレンはロルスの聖印を掲げていた・・・資源の有効活用?おぞましい限りだ。
迎撃した部隊を撃破すると、周囲をゆっくり調査する間もなく断崖絶壁側から敵の増援が到着した。
増援は双頭長剣を振るう手練の女戦士に率いられたドラウの戦闘部隊と、巨大蜘蛛だった。


