冒険の書 −弐−
S「そうそう、そろそろ夕食にしようと思ってたのよ〜。あんたもお腹空いてるでしょ?」
I「あ、は、はぁどうも・・・」
S「昨晩から煮込んでるシチューよ。あら、あんた、アタシが蛮族出身だからって生肉でも出されると思ってたの?」
I「い、いえ、そんな事ありませんよ!では、お言葉に甘えて・・・」
〜冒険の書 弐〜
S「で、何処まで話したんだったかしら?」
I「ええ、ナジミの塔で鍵になるアイテムを貰ってレーベの村に戻ったところまでお聞きしました。」
S「そうだったわね。・・・そう、で、勇者ちゃんは早々に出発したいようだったんだけどね、準備も無しに飛び出す訳にも行かないじゃない。リーマンはスクロールを書いて、エヴロンは色々買い物してて・・・」
I「・・・他の皆さんは」
S「・・・勇者ちゃんは型稽古、アタシは筋トレ、ソフィアはなんか勇者ちゃん眺めながら一生懸命書き物してたような・・・」I「それってなにもしてn・・・」
S「何か言った?」
・・・
I「ええーっとで、旅の扉へ向けて出発ですね?」
S「そうね、まず、レーベの村からず〜〜と街道ー旅の扉が封印されてから10年くらい経ってたから随分と寂れてたけどー伝いにアリアハン大陸の南へ向かったわ。」
S「途中ちょっとした遭遇もあったけど・・・そう、フィーンデイッシュなイノシシに襲われたのよねぇ。」
I「イノシシですか、吟遊詩人の歌とはやっぱり・・・」
S「そりゃそうよ(笑)吟遊詩人の歌、流行ってるの聞いたけど・・・あれは流石にやりすぎね(笑)」
S「まぁ・・・もう少し進むと、吟遊詩人の歌が可愛く聞こえる様なのともやり合うけどね〜」
I「そ、そうなんですか!」
S「ま、楽しみにしてなさいな。」
I「では、それは後の楽しみということで先に・・・イノシシは一蹴して旅の扉の洞窟ですか?」
S「いや、これがねぇ〜〜〜どうにもイノシシに梃子摺ってねぇ〜〜〜」
S「昔故郷で飼ってたイノシシを思い出しちゃってね。切っ先が鈍って鈍って・・・皆には申し訳無い事したわね。」
I「ははぁ・・・」
***
S「そんなこんなで街道を進んで行くと、煙突から随分と奇抜な色の煙が立ち上ってる庵が見えてきたのよ。」
S「あんな色の煙を出すのはリーマンの仲間に違いないと尋ねてみれば、案の定だったわね、立派な髭の賢者さんの研究所だったわ。」
S「勇者ちゃんが相変わらずの自己紹介して、色々と話を聴いて・・・そういえば随分とリーマンは意気投合してたわね。一晩お世話になって、再出発よ。」
I「いよいよ旅の扉の洞窟ですね」
S「ええ、その後は大した遭遇もなく旅の扉の洞窟よ。あの封印解除はびっくりしたわね〜〜〜」
I「やはり魔法ですか。」
S「今でこそ慣れっこになってるけど、アノ手の魔法に触れるのは初めてだったからねぇ」
S「洞窟入って直ぐにあからさまに後付けの壁。壁の真ん中には丁度手持ちの玉をはめ込めそうな窪み。魔法の玉をはめてみたら、目も開けてられない様な光が壁?玉?からあふれて、次の瞬間には壁が消えてたからねぇ」
I「この洞窟で魔王の手下と始めての大きな戦闘と伝え聞きますが・・・ひょっとして此処も何もなく?」
S「あら、判って来たじゃない(笑)」
I「いやぁ・・・アリアハンのオルテガの跡継ぎとは言っても駆け出し勇者。まして何時旅の扉を通るかなんて判る訳も無いでしょうから・・・」
S「それがねぇ、あったのよ。ほんとに旅の扉の洞窟で魔王の手下との最初の戦闘。」
I「え!?」
S「そりゃぁ吟遊詩人の歌で歌ってる様なもんじゃないわよ。でも何でアタシ達があそこをあのタイミングで通るって判ったのかしらねぇ・・・あの洞窟にずっと詰めさせてたって訳じゃ無さそうだったし・・・」
S「で、戦闘ね。敵は、ドルイドとクレリック、あとはウィザードのアリシアだったわ。」
S「戦闘は危なげなく・・・って事も無かったんだけど」
S「敵のドルイドが大アナグマを連れてたんだけど、昔故郷で飼ってたアナグマを思い出しちゃってね。切っ先が鈍って鈍って・・・」
I「あれ、先ほどのいのしs」
S「何?」
・・・
I「えーっと、次は・・・」
S「ああ、そうね、なんとかアリシアを降伏させて、ドルイドとクレリックは倒して、洞窟の探索再開よ。」
S「アリシアも、そう、ティーフリングのウィザードだったんだけどね、まぁ好きで魔王の手下やってた訳でもないから、又勇者ちゃんが目を輝かせて『一緒に行こう』ってねぇ・・・」
S「ま、冒険者の性ね、その洞窟、随分とぼろぼろになってたけどね、を探索して、ようやく旅の泉よ。長かったわ〜〜」
S「エヴロンが下の階に飛び降りてみたりとかね(笑)ああ、アレは戦闘前だったわね(笑)」
I「??何か可笑しい様な事でも・・・」
S「いや、何でもないわ(笑)。普通長すぎるロープでバンジージャンプはしないって話(笑)」
I「??」
***
I「次はロマリアですね」
S「そ、旅の扉にも随分びっくりしたけど、ロマリアよ。ロマリア側は随分とあっさりしてたわ。向こう側に洞窟やらなんやらなかったし」
I「ロマリアではロマリア王女との熱いロマンスが・・・」
S「いったい世間じゃあたし達の話どうなってるの?あの時ロマリアに王女なんて居たのかしら?」
I「ははぁ・・・もう今更驚く気にはなりませんが、其処も違うんですね?ではカンダタも・・・」
S「カンダタの話はほんとだけどね。」
S「それがまたアレな話でねぇ・・・ロマリアの王城まで行って、ひとまず勇者ちゃんお約束の口上で国王陛下にお目通りを願った訳よ。正直これは流石に無理だろうと思ってたら、あっさりと謁見よ。」
S「まぁ・・・勇者ちゃんの口上聞いた衛兵は『可哀相な奴』ってな目でこっち見てたけどね」
S「で、国王陛下は満面の笑みで『カンダタに盗まれた王冠を取り返してきてくれ!』って言うのよ」
S「『取り返して来たら勇者として認めよう!』なんて言うもんだから、とりあえず報酬交渉を・・・と思ったら、あたし達が口開く間もなく勇者ちゃんが」
S「『アリシアさんに市民権を!』よ」
I「・・・」
S「アリシアも今のあんた見たいな目で勇者ちゃんのこと見てたわ。」
I「あ、は、はぁどうも・・・」
S「昨晩から煮込んでるシチューよ。あら、あんた、アタシが蛮族出身だからって生肉でも出されると思ってたの?」
I「い、いえ、そんな事ありませんよ!では、お言葉に甘えて・・・」
〜冒険の書 弐〜
S「で、何処まで話したんだったかしら?」
I「ええ、ナジミの塔で鍵になるアイテムを貰ってレーベの村に戻ったところまでお聞きしました。」
S「そうだったわね。・・・そう、で、勇者ちゃんは早々に出発したいようだったんだけどね、準備も無しに飛び出す訳にも行かないじゃない。リーマンはスクロールを書いて、エヴロンは色々買い物してて・・・」
I「・・・他の皆さんは」
S「・・・勇者ちゃんは型稽古、アタシは筋トレ、ソフィアはなんか勇者ちゃん眺めながら一生懸命書き物してたような・・・」I「それってなにもしてn・・・」
S「何か言った?」
・・・
I「ええーっとで、旅の扉へ向けて出発ですね?」
S「そうね、まず、レーベの村からず〜〜と街道ー旅の扉が封印されてから10年くらい経ってたから随分と寂れてたけどー伝いにアリアハン大陸の南へ向かったわ。」
S「途中ちょっとした遭遇もあったけど・・・そう、フィーンデイッシュなイノシシに襲われたのよねぇ。」
I「イノシシですか、吟遊詩人の歌とはやっぱり・・・」
S「そりゃそうよ(笑)吟遊詩人の歌、流行ってるの聞いたけど・・・あれは流石にやりすぎね(笑)」
S「まぁ・・・もう少し進むと、吟遊詩人の歌が可愛く聞こえる様なのともやり合うけどね〜」
I「そ、そうなんですか!」
S「ま、楽しみにしてなさいな。」
I「では、それは後の楽しみということで先に・・・イノシシは一蹴して旅の扉の洞窟ですか?」
S「いや、これがねぇ〜〜〜どうにもイノシシに梃子摺ってねぇ〜〜〜」
S「昔故郷で飼ってたイノシシを思い出しちゃってね。切っ先が鈍って鈍って・・・皆には申し訳無い事したわね。」
I「ははぁ・・・」
***
S「そんなこんなで街道を進んで行くと、煙突から随分と奇抜な色の煙が立ち上ってる庵が見えてきたのよ。」
S「あんな色の煙を出すのはリーマンの仲間に違いないと尋ねてみれば、案の定だったわね、立派な髭の賢者さんの研究所だったわ。」
S「勇者ちゃんが相変わらずの自己紹介して、色々と話を聴いて・・・そういえば随分とリーマンは意気投合してたわね。一晩お世話になって、再出発よ。」
I「いよいよ旅の扉の洞窟ですね」
S「ええ、その後は大した遭遇もなく旅の扉の洞窟よ。あの封印解除はびっくりしたわね〜〜〜」
I「やはり魔法ですか。」
S「今でこそ慣れっこになってるけど、アノ手の魔法に触れるのは初めてだったからねぇ」
S「洞窟入って直ぐにあからさまに後付けの壁。壁の真ん中には丁度手持ちの玉をはめ込めそうな窪み。魔法の玉をはめてみたら、目も開けてられない様な光が壁?玉?からあふれて、次の瞬間には壁が消えてたからねぇ」
I「この洞窟で魔王の手下と始めての大きな戦闘と伝え聞きますが・・・ひょっとして此処も何もなく?」
S「あら、判って来たじゃない(笑)」
I「いやぁ・・・アリアハンのオルテガの跡継ぎとは言っても駆け出し勇者。まして何時旅の扉を通るかなんて判る訳も無いでしょうから・・・」
S「それがねぇ、あったのよ。ほんとに旅の扉の洞窟で魔王の手下との最初の戦闘。」
I「え!?」
S「そりゃぁ吟遊詩人の歌で歌ってる様なもんじゃないわよ。でも何でアタシ達があそこをあのタイミングで通るって判ったのかしらねぇ・・・あの洞窟にずっと詰めさせてたって訳じゃ無さそうだったし・・・」
S「で、戦闘ね。敵は、ドルイドとクレリック、あとはウィザードのアリシアだったわ。」
S「戦闘は危なげなく・・・って事も無かったんだけど」
S「敵のドルイドが大アナグマを連れてたんだけど、昔故郷で飼ってたアナグマを思い出しちゃってね。切っ先が鈍って鈍って・・・」
I「あれ、先ほどのいのしs」
S「何?」
・・・
I「えーっと、次は・・・」
S「ああ、そうね、なんとかアリシアを降伏させて、ドルイドとクレリックは倒して、洞窟の探索再開よ。」
S「アリシアも、そう、ティーフリングのウィザードだったんだけどね、まぁ好きで魔王の手下やってた訳でもないから、又勇者ちゃんが目を輝かせて『一緒に行こう』ってねぇ・・・」
S「ま、冒険者の性ね、その洞窟、随分とぼろぼろになってたけどね、を探索して、ようやく旅の泉よ。長かったわ〜〜」
S「エヴロンが下の階に飛び降りてみたりとかね(笑)ああ、アレは戦闘前だったわね(笑)」
I「??何か可笑しい様な事でも・・・」
S「いや、何でもないわ(笑)。普通長すぎるロープでバンジージャンプはしないって話(笑)」
I「??」
***
I「次はロマリアですね」
S「そ、旅の扉にも随分びっくりしたけど、ロマリアよ。ロマリア側は随分とあっさりしてたわ。向こう側に洞窟やらなんやらなかったし」
I「ロマリアではロマリア王女との熱いロマンスが・・・」
S「いったい世間じゃあたし達の話どうなってるの?あの時ロマリアに王女なんて居たのかしら?」
I「ははぁ・・・もう今更驚く気にはなりませんが、其処も違うんですね?ではカンダタも・・・」
S「カンダタの話はほんとだけどね。」
S「それがまたアレな話でねぇ・・・ロマリアの王城まで行って、ひとまず勇者ちゃんお約束の口上で国王陛下にお目通りを願った訳よ。正直これは流石に無理だろうと思ってたら、あっさりと謁見よ。」
S「まぁ・・・勇者ちゃんの口上聞いた衛兵は『可哀相な奴』ってな目でこっち見てたけどね」
S「で、国王陛下は満面の笑みで『カンダタに盗まれた王冠を取り返してきてくれ!』って言うのよ」
S「『取り返して来たら勇者として認めよう!』なんて言うもんだから、とりあえず報酬交渉を・・・と思ったら、あたし達が口開く間もなく勇者ちゃんが」
S「『アリシアさんに市民権を!』よ」
I「・・・」
S「アリシアも今のあんた見たいな目で勇者ちゃんのこと見てたわ。」
comments
comment form
trackback


